ブログ 難攻不落なワタシ



『六神合体ゴッドマーズ』 悲哀の双子、兄マーグと弟マーズ 

2024年10月、コレクションBlu-ray発売のお知らせ&1~3話がYoutubeで配信!

今の時代に出て来たならば、同人誌もたくさんあるだろうに、と常々思っていた。

圧倒的イケメンの双子の兄弟、
互いに唯一の存在が敵味方となる悲劇、
重苦しく圧し掛かり晴れることのない愁い。

ううむ、お薦めしたいけれど
傷を与えてしまう懸念もあって軽々にはお薦めできない!

気持ちが昂って以前(2006.11.18)書いたものを見返した。
せっかくなので、それを公開。

【 ご注意 】
ネタバレとなることを承知の上でお読みください。

テレビシリーズ『六神合体ゴッドマーズ』全64話

子供の頃見ていたTVシリーズに加え、劇場版、OVA版をレンタルして見た。約四半世紀ぶり。
この作品の記憶は、”敵味方に分かれ戦う美形の兄弟マーズとマーグ”。

見返してみても、二人の魅力こそが最大の魅力だと思う。
マーズ(主人公・明神タケル)の苦悩する姿から放たれる色気。
この愁いを抱えた眼差しに、あの頃の少女達はヤラレちゃっていたのだよ。
六神合体する度に見せる、一瞬強く輝く光に耐えるような表情、これだぁ~!

製作側もセクシー路線が鍵だ!と分かっているらしく、寝てる時の格好は上半身裸にしてたり。
最初の頃はTシャツ着て寝てたのに!

対する兄・マーグの魅力はそのたおやかな姿形と”守ってあげたい”オーラ。
あの緑の髪は憧れだな。
かと思うと敵として戦う時の指揮官っぷりは誰より凛としたカッコ良さで、
ふふっ、敵に回すと怖いわよ、力がないんじゃなくて戦いが嫌いなだけなのよ、
と自慢気な気分にもさせてくれる。

スーパーロボット・ゴッドマーズのビジュアルも好きなんだよね。
アシンメトリーなのがいいんだよ。
もともと別の6体、GUYER、SPHINX、URANUS、TITAN、SHIN、RAHがそれぞれのデザインを持っているから、
それらが合体するとそれぞれの部分のカラーリングと形状が大胆に違ってておしゃれなのだ。

それから、歌も好きだった、小学校の通学路で歌ってたよ。

エンディング曲はどんなだっけ、と思ってたら、メロディに合わせて歌詞がすらすら出てきた。
知ってますけど何か?って感じ。
昔わたしこの曲で”金字塔”って言葉を覚えました~。

映像部分が四角く囲まれてクレジット部分がベタの構図も、最後の、崖の上に立つマーズのショットも覚えてる。

オープニング曲は勿論。
改めて、この「ゴーッドマーーズ!」って叫びはなかなか真似出来ないなぁ、と感心。

でもどこかの山で「ヤッホー」の代わりに「ゴッドマーズ!」もしくは「ガイアー!」って叫んだ気がする、
大人になってから。

劇場版の曲が、知ってる!ってびっくりしたんだけど(『BIRTHDAY CITY』)、
あまりにも馴染みがあり過ぎるから、きっとカセットテープで持ってたんだと思う。

でもOVA版のオープニング曲にはちょっと笑っちゃった。なんでこんなにアイドル歌謡なんだよ~笑!
マーズとマーグの声でデュエット、っていうのはたまらないけどね。

設定や展開には、そりゃ突っ込みどころが満載ですよ、
ちゃんと戦略を用いれば、すぐに地球征服できるでしょう、とか、
クラッシャー隊が10代の日本人少年少女で交代要員もいないのか、とか。
でもそれは企画意図から避け難い事態なのだ、そういうものなのだ。

しかし、1999年で地球は太陽系をほぼ管理し、さらに太陽系の外へ手を伸ばそうとしている…、早っ。
全然追い付いてないよ。

ノストラダムスの予言があったから、1999年以降のことはどう予想してもよかったんだよね~、とか、
冥王星が惑星ではない、ってことになったけど、やはり太陽系の果ての地としての象徴的な存在なんだよね、とか、
友達と話した。

しかし悲劇の兄弟だ。
あまりに過酷な境遇だ。皆で死んだら楽なんじゃん?って言いたいくらい、重過ぎる。17歳なのに!
あああ~、マーズ~!マーグ~!

最後になるにつれてマーズがどんどんすさんでいくんだけど、
そりゃすさむわ!無理もない。

マーグを失ったことは、一生心に影を落とす経験だったんだ。
たとえこの先、他の誰から愛情を受けても。

そういえば、「それは愛が起こした奇跡だ」みたいなこっぱずかしいセリフも出て来るけど、
”愛が大きな力を持っている”のが当たり前の世界観で生きてたよ、わたしも子供の頃は。

劇場版

「劇場版」はオリジナルストーリーじゃなく、TVシリーズの再編集に新しい映像を少し足して、って感じだった。

確かに、アナザーストーリーを作れる隙間はあまりない話だもんね。
『密着、17歳』。
びっちり一本の筋に張り付きっぱなし。

OVA

「OVA版」はマーグ目線の話になってて、マーグの育った境遇は大幅に変更。
両親を亡くした後、ゲリラ活動をしているマーグ。
ギシン星皇帝ズールに庇護されて自分を偽っている必要はないんだ。

TVシリーズから少し年数を置いた1988年の作品なので、リアリティ上げてる。
気骨ある生き方をしてきて、面差しも違う。「
鳥、鳥…」と頼りなくさまよってた姿も捨て難いんだけどね。
記憶を植え替えられて攻撃隊長となってから、見慣れた格好で登場した時、嬉しかったもん。

でも、早速北極へ行っちゃうの?
氷の世界に行っちゃダメー!マーグ死んじゃうー!

そしてやっぱり死んじゃうんだよ!死んじゃったところで終わりだよ、OVA版56分!
そりゃ、そうなるしかないんだけど、
でも悲しい!うわああ~!

初めて会えたマーグを支えながら、一緒に行こうとガイヤーからの光に吸い込まれる時のマーズの幸せそうな表情。
マーズのこんな顔、見たことないよ。それはもうとろけそうな、慈愛に満ちた瞳。
マーズの幸せって、それ以外にないんだよ!マーグがいることだけなんだよ!

エンディングで、好意を寄せ合っていたゲリラ仲間の少女(先に死んでしまいます…)と温かい時間も過ごせていたことが明かされるけれど、
それは慰めになると同時に、悲しみを増す要素にもなる。

かすかに微笑む死に顔に、マジ泣きですけど。
3日間で6回観た。観ては泣き、観ては泣き。思い出しては泣き。

こんな悲しい兄弟がいたらダメだよ。
誰も、宇宙征服とか、考えないでね!



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#アニメ #ゴッドマーズ #マーズ #マーグ