ステージレポ★今井翼★World's Wing 翼 Premium 2007★
大阪松竹座 2007年8月25日(土)&26日(日)



コンサートとは違う、ってことで、内容が予想できないため、
かなりドキドキしながら待っていた、今回の公演。
観に行ったのは、
最終日の前日、夕公演(この日の昼公演には滝沢くんが来たんだそうで、惜しかったな)。
それと、最終日の昼公演。

緞帳が上がった暗いステージは、セットらしきものは見当たらない空間。
中央に立つ、翼くんの輪郭。
すると足元がせり上がり、それは2段になっていて上の段には翼くん、
下の段には関西Jr.が乗っている状態なのがわかる。

ハードなイメージのダンス。
黒い舞台に白いライト、白いスモーク、って色彩が絞り込まれてた気がする。
客席の間(真ん中でなく左寄り)にしつらえた花道の方へも少し踏み出したり、
ステージの前方真ん中で集中的にスモークを浴びたりもしてた。

衣装は、左肩に甲冑を思わせる飾りの付いた、黒い革のロングジャケット。

1曲目に歌なしのダンスを持ってきて、観客をさらってしまえるのは、確かに翼くんの強みだよね。
まぁ今回は通常の"コンサート"というより"ダンスエンターテイメントショー"を目指したものだから、
もっと大きな必要性、必然性があってこのオープニングになるんだろうけど。

翼くんのダンス、また変わったな、と思った。
具体的にどう、って説明は難しくて、ものすごく大雑把な表現になっちゃうけど、力強く。

こういうソロ公演の度に、翼くんの成長っぷりを観て確かめられる。
ひとつひとつのこういった機会が、翼くんの軌跡を作っていくんだなぁ。
やっぱり大阪まで来てよかった。

次は『GO ON』、振りは特別変えていないみたい。
この後も、基本的にこの公演のために新しい振りに変えた、ってものはなかったみたいだな。
今回はそういうスタンスなんだろう。
あ、『EDGE』は…振りA→振りB、じゃなく、振り→パフォーマンス、って感じか。

その次は曲名不明。「♪世界の果てを見てみないか 今すぐ」
割合大きな振りで、なんかキメキメでベタな印象の(スキだよ~)、特徴あるダンスだった。
ジャケットを脱いで赤のタンクトップ姿で。赤・黄・緑の、ひらひら紙テープが振ってきた。

一部では、いろんなタイプのダンスを、って意図がやっぱりあったんだろう。
めまぐるしく散りばめられるダンス。回転がかかって飛び散る汗。

ここで翼くんは一息ついて、
「今年の夏は、キツイ!」

花道を「せっかくだから歩いて見ましょうか~」と先の方まで行ってみたりしながらちょっと短トーク。
滝沢くんが来た回では、ここを通って迎えに行ったらしい。
翼くんは非常にうれしそうにしていたそうだ。

花道で踊ってて、あ~、あんなそばで観られたらいいなぁ~、と思ったのは、どの曲だったっけなぁ。
わたしは2回とも、花道からは離れた場所だった。

1部では、「孤独感や悲痛、情熱、といった、人間の感情をテーマに」、
「これまでの経験と新たな挑戦を合わせた、
今井翼のニューワールドをお見せしたいと思っています。」
切れ切れつぎはぎの記憶で申し訳ないけれど、そういったことを宣言して、
『十六夜物語』。」

花道の、ステージに程近い一部がせり上がり、そこでこの曲の持つムーディさを振り撒き始める翼くん。
浸っちゃう曲だなぁ、好きだなぁ。

この曲が終わりきらないうちにJr.を残して翼くんは先に袖へ消える。

白いシャツに黒いパンツ、シンプルなゆえに身体の動きを見せる翼くんの勝負服で、
そうだ、これが例の、"ステージ上に一人だけ、6分間のフラメンコ"だっ!

わたしも新しく始めること、目指してるもののビジョンを少しでも鮮明にしなくちゃ。
わたしにおけるそれらは具体的に何だ?…ってなことは、あとで考えよう。
今は、翼くんを見届けることに集中。

観ていて、最初に思ったのが、
なるほど、"孤独感や悲痛、情熱、といった、人間の感情"を表すのに適したダンスだ…。
発生的には、逆なんだろうけど。感情を表現していく中で、スタイルが出来ていったんだろうけど。

床を打つ音はこんなに強いんだ、とか、床や膝に手も打ち付けたり、
フラメンコをこれまできちんと観たことがないので、
こんな動きがあるんだ、というレベルの新鮮さを感じてた。

翼くん、手が長~い。作り出される残像がとても美しい。
美しい、曲線。
フラメンコをやっている人から見た翼くんの完成度がどのくらいなのか、ってのはわからないけど、
もっと観ていたい、と惚けさせる代物だ。

それからワイン色のジャケットと帽子を着けて、『アンダルシアに憧れて』
こうしてみると、イメージ・スペイン!な『アンダルシア~』の振りも別にフラメンコではないんだな。

次に短いシチュエーションが連続する仕立てのダンスパート
白ストライプのスーツに白い帽子。
床の回転する方向に翼くんが逆らって歩き、Jr.達と絡んでいく。
ステッキや新聞を使ったり、小マジックしてみたり、
ベンチで隣の子の膝にいったん座ったり、
別の回では逆隣の子の膝に寝転んでみたりとアドリブったり、
踊ったり、踊ったり。

続けて『Pride ♂ the END』のジャズバージョン。
これも好きだな。身体が動いちゃう気持ちよさがあって。

次に、曲名はこれも分からないけど、
きらめき感のある、ミディアムバラードをステージ奥セリの上で歌い上げる。
「♪笑ってみよう♪歌ってみよう誰もが明日を愛せるように」
翼くんの曲って、翼くんの精神がダイレクトに汲まれてる、ってよく思う。
歌詞の中に翼くんを感じる。
翼くんの、前に進もう、って気持ちが。
そしてわたしたちに力をくれる。

そんな曲が終わると、ジャングルスタイルなJr.たちがうごめき始め、
その後ろでは木で組まれた櫓というかジャングルジム的なものが、
床から現れて、回転も加わりつつそびえ立っていく。
かなり高くまで。
3層くらいになっていて、一番上には太鼓やシンバルといった打楽器スペース。
その下は縦横無尽に渡り歩ける遊具。
その足元から翼くんも
カラフル衣装(他の場面の衣装に比べ明らかに特異。もちろんこれも似合う。)で登場し、
ファイヤーダンスの後、ジャングルジムに取り付くJr.たちの中へ。
端に立つ支柱の外をぐるっと回ったり、
滑車につかまって飛び出すほど外へ向かってみたりする姿には、
ちょっとハラハラ。
まぁ一言で言えば、猿山!
猿山です、翼くん含め、そこかしこに猿が、猿がいます!

なんてきゃいきゃいと胸の中で思っているうちに、
翼くんはてっぺんの打楽器スペースまで上って上半身裸になって、
両手に棒を持って…打つ!
…衝撃だった。
うわ。どんな打ち方だ~!!
破壊的な強さ。こんなにアグレッシブな翼くんが、存在したんだ。
そして『EDGE』かぁ~。その間中ずっと、荒ぶる鬼神のごとき翼くん。
左右の後方にあるシンバルや前にある太鼓を、渾身の力で、なのに的確なタイミングで打ちつける。
あんぐり、してた。スゴイ。今まで見たことのない翼くんだ。

ここで幕が下りて、1部終了。は~。

2部の始まりは、Jr.がまず登場して、
翼くんは花道のせり部分(『十六夜物語』を歌ったとこ)から。
左胸に羽根の付いた、黒のスーツ姿。前立て部分に黒が入ってフェイクタイになってる白いシャツ。
曲はメドレーで、『GO ON』の次に歌った曲をテイストを変えて~
『Get down』『Lovin' Tonight』最初の曲に戻る。

2部は一緒に踊ったりして!と呼びかけ。
あっ、ここから立っていいの?ちょっと切り換えに戸惑う。
「ここからはショータイム形式で」と言われても、
ショータイムってどういうものかのイメージを持ってないからわからないなぁ。
歌って踊る、ってことなら、1部だってそうだし?
自由に盛り上がってちょーだい、って姿勢で見せるもの、ってことかな?

『2nd Face』
本領発揮、翼くんのど真ん中だ、って感じる曲だよね。
何度観ても、身動き出来ないほど、目を奪われる。
これと(曲前に翼くん自ら「腰振りです」と)、
『AXEL』は、振り付けを変えないでいて欲しいと思う曲。

『流れ星』2番を聴くのは初めてだよね。
聴いていると、こんなふうに人を想えたらなぁ、って思う曲。
としみじみしたかと思ったら、
曲間をあまり空けずに『SAMURAI』の前奏でたちまち昂揚!
ステージ上を動く立方体(アレ?
1部のアフリカで使ったセットが分割されたらしき足場が使われてた場面もあったけど、
それがここだったっけ?)

翼くん一人バージョンの『SAMURAI』
後ろに頭を振り上げるのは、
滝沢くんの「♪サムライ」の後を追って「♪サムライ」と重ねた時にだけしたくなる仕草なのかな?
出なかった。

「今歌ったのは最新シングル『SAMURAI』でしたが、
CDを出させてもらう前は先輩の曲を歌っていて、
僕はよく、東山さんの曲をやらせてもらってました。
ここで過去の今井翼を振り返ってみようと思います。
Jr.の頃歌っていた曲を。後ろのセットも当時と同じような雰囲気にしてみました。」

『悲しみのプリンセスへ』『BE COOL』の2曲。後ろにはマネキン。
うわぁ~、過去の映像の中にあるもの、こうして観ることが出来るのは、やはりひとつの奇跡だ。
技術が向上した現在の翼くんだけど、確かに同じ人だ。
過去に埋もれていくままにしないで目の前に開いてくれるのは、有難いよ、翼くん。

奥行きのある、立体の実物。
それを実際に観てる時でなきゃわからない、TV画面じゃ欠落しちゃうものがあるって、わかる。
後で記憶から再現することも出来きらないし。追えない動きはなぞれない。
どんどん薄れていく記憶がもどかしいよう。

この後関西Jr.で1曲、『Push My Way』が挟まれて、
ううむ、今回もまだ翼くんはこの曲で出ないか。

衣装を白のロングジャケット+切り換えのあるパンツに替え、ステージ奥から再登場。
『NEVER EVER』。拳打っちゃうよ。
この後は終盤の怒涛。
『AXEL』『濡れてRainy Day』『Do Me Crazy』、Jr.達を従えて華やかな光景。
横一列に並んだ時、コレかっこい~!

そして、「次が最後の曲になります。
C/wに入っていた、『約束』という曲です。
日常での想いをテーマにして作りました。

毎日の中には楽しいことや美しいことがありますが、
逆に悔しさや知りたくもない痛みだとかが、
誰にでもあると思います。僕にもあります。
弱くなっている、そういう時こそ、僕は自信を持つように心掛けています。
"自分はいける"と自信を持つことで、何かしら、光が見えると思うので、
皆さんも自信を持って下さい。」

「僕の自信に根拠はありません。
皆の応援が力を与えてくれます。」

広く、大きく、気持ちを届けたい、勇気を分けたい、打ちのめされないで欲しいって想いが溢れてた。
伝えるために適切な言葉を探しながら、真摯に投げかけてくれる。



「僕がやっていることはまだ未知数で、どこまでいけるかわかりません。」
確かに、今回の公演は一つの完結したものじゃなく、"通過点"って感じがとてもした。
そしてこの時点でのものを確かめられたことを幸せに感じた。これからも一緒に歩いていくよ。

「大阪で、松竹座でやらせてもらえることに、
そしてそれを観に来て下さる方がいることに、感謝します。
僕と皆さんとの距離を縮めるものになっていると思うので、
こういう機会を増やしていこうと思っています。」

「今井翼としても、タッキー&翼としても、皆さんの期待に応えていきたいと思ってます。」
頼もしく、宣言。


わたしが観たのは2公演、1回目は3階席、2回目は1階席。
翼くんが高い位置で踊ったり歌ったりすることが多かったし、
3階席は思った以上に快適だったな。
1階席だと前の人でどうしても脚が見えなかったり、Jr.が被ったりなんて事態も起こる。
それにステージの奥行きが広いなぁ、というのも見て取れたし、
こんなに大きな面積が回転するんだとか、松竹座の仕掛けはすごいなぁ、っていうのを
よりはっきり感じたし。
でも距離としてはやっぱり1階席の方が近かった。


「合わせたのは本番前の1週間だけで、それまでは東京で一人で稽古でしたからね。
不安でいっぱい…、というわけでは無かったですけど。」
「関西Jr.とは、今回初めて一緒にやったんですが、
慣れないこともあったと思いますが、
やってやるという姿勢、目の強さだったり、(そういうものが感じられたので)
彼らを信頼して出来ました。」

「焼肉、行きましたよ。24時間TVの後、気合いを入れ直そうということで。
皆よく食べる。丼飯2杯とか食べてた。」

「ハデな名前多いよね。男(ダン)。オトコ、って読んでた。
流星とかね、流れる星。」

「(関西の子って)こういうのするよね。(手を振って、イヤイヤイヤ)
楽屋でしゃべってるのが、また、よく聞こえるんですよ。
ブートキャンプをやってたり。これだけ踊って、まだ踊るの~?
あと、心の声。
例えば、アイスが溶けた時、僕は心の中であ~溶けちゃったなぁ、って思うんですよ。
(でも関西の子は)『めっちゃ溶けてるやん!!』思ってること全部言葉に出る。
『きっしょー!きっしょー!』2回言うね。」

「(会場のお客さんでも)『SAMURAI』買ってくれた?って訊くと『こーたで!こーたで!』
自転車のベルもチリンチリンって鳴らしながら口でも『チリンチリン』って、わかってるよ!」

「これだけ長く滞在するのは初めてです。
時々日帰りで、東京で仕事したり。
寂しさを紛らわせるために、楽屋に姪っ子の写真を飾ったり…。
こないだも姪っ子の買い物して。…3歳になったら着られるような服を。おじバカです。」
「姪っ子の名前?それは教えられないなァ。」

「今年は、滝沢が演舞城をやって、僕はこれをやって、『SAMURAI』のリリースがあって。
9月には、5周年ですよ。」
パチパチパチ。当日のイベントとか、今の時期で告知無し、ってことは、無いのかな~??

「ベストアルバムを出して、ツアーをするのを目指してます。」
ベストアルバムには「Jr.時代の曲も入ります。(何の曲か)知りたい?
教えな~い。」あ、今井・Sが。
「楽しみは取っておくものだよ。」ごもっとも。

24時間テレビの、滝沢くんに充てた手紙で
「彼があんなに泣くとは。…逆ですね。感極まって。
オーディションから一緒なんだよ?ずっと知ってて、二人で乗り越えて。」

「さっきの回(25日昼公演)で来てくれて。
Johnny's webの日記を更新するって約束してくれました。
お前はどうなんだと。僕も更新しました。
1回目と2回目の間に打ったんで、あれですけど。」

"ソロアルバム出して"という声に、「(そう言ってもらえるのは)うれしい。
タッキー&翼はソロが多いグループだから、滝翼でやることを大切にしたいと思ってる。」
「よろしいでしょうか?
記者会見てこうなんですよ、質問に答えて、"よろしいでしょうか?"(と進める)」

「ソロも、滝翼に持って帰れるものがあるようにと思ってやっているので。」


アンコール曲は無し。1部、2部で潔く終わり。
『約束』を歌い終わって、3方向へじっくりとお辞儀をして、幕が下りて。
拍手に応えて幕の前へ出てきてくれて、ちょっとご挨拶。

あと1公演を残すのみの26日昼公演の最後には、
「次で最後です。これまでも手を抜いてるわけじゃないけど、
…いつもと同じ気持ちで頑張ります!」
頑張ってね!


さて、グッズもスタイリッシュだったなぁ。
モノクロの、スペイン(だよね?)の風景写真をモチーフに。

透明ブックケースに入ったパンフレットは、本棚に見えるようにして飾りたいね。
なんならもう一冊持ち歩き用にと求めたい。相変わらず、いいホン作る。
噛み締めたい、強い言葉がたくさん。
だけどわたしこれに一番じんときた。
"あなたが笑ってくれたら、僕はもっともっと笑いたい。"
お互いに、強くなりたいよ。




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